
学内レンアイ【BL短編集】
第2章 羽柴冬真×黒木修
ちょっとラッキーと思いつつ中に入る。
すると奥の方から声が聞こえてきた。
「……まだ誰か居んの?」
小さい声で呟いた程度だからもちろん返事は無い。
けど奥からは確かに話声が聞こえてくる。
(いや、話声じゃないのか?
なんか凄く途切れ途切れに…)
俺はなぜかゆっくりと音を立てないよう声のする方へ近付いて行った。
『唯…可愛い、っ気持ちいい…か…っ?』
(…これって理人の声か?)
恐る恐る本棚の隙間から目を覗かせる。
『先輩っ…んぁあ…そ、そこ…もっとぉ…』
(え…って、は?///ちょちょちょ//何してんだよっ…/////つかアレ誰だ、一年か?///)
裸で机に手をつき腰をつきだしてる知らない少し可愛い少年に、俺と同じ学年、同じクラスの理人が下半身裸で後ろから腰を揺らしていた。
