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学内レンアイ【BL短編集】

第2章 羽柴冬真×黒木修



「ひゃあっ!!?」


行き成りの事で思わず変な声を漏らす。

そーっと振り返ると、修が俺の後ろに屈んで居た。


「な、なななな…っ!!?////」

『しー…静かにしてないと理人先輩達にバレちゃいますよ?』


俺の口元に人差し指を付けたまま話す修を見詰める。


『さ、帰りましょう』


そっと立ち上がる修に対して動こうとしない俺に"会長もほら立って"と手を伸ばしてくる。

俺はその手を振り払い自分で立ち上がった。


「俺なんか置いて一人で帰れよ…」


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