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第10章 束の間の休息

【Side: 璃斗】

朝、窓から入り込んだ太陽の光が眩しくて、それで目を覚ました。目の前は馴染みがない天井。一瞬驚いたけれど、すぐにここがどこだったかを思い出した。

やっぱり夢オチじゃなかったか、ちくしょう。薄く儚い希望が崩れ去ったところで、私はとりあえず着替えるためにベッドから起き上がる。見た目によらず、ふかふかだったベッドから離れるのは恋しいが、そんなことしてる場合じゃない。

とにかく、早く帰るために、のんびりしてる暇はないのよ私!!

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