↑逆転↓御斗戯世界
第10章 束の間の休息
【Side: 璃斗】
「なに自分に見とれてんだよ。」
いつの間にか扉のところに立っていたウィザードが、小馬鹿にしたようにそう言った。
「なんで勝手にドア開けてんのよっ!」
「だって俺の家だし。」
この変態魔法使いめ………。起きてすぐ着替えて正解だったわ。危うく見られるところだった。
そうだ、ウィザードのこの髪と目をどうにかしてもらえばいいんだ。きっと魔法使いだからそんなことちょちょいとできるでしょ!
「ねぇ、ウィザード。この髪と目の色って変えれない?」
「気になる……のか?」
「まぁ、そんなとこ。」
一瞬、ウィザードが驚いたように目を見開いたけど、すぐに何か思案するように手を口に当てた。何か不味いことでもあるのかな…。
もし髪を染めるんだったら何色がいいだろうか。水色とかどうよ?透明感があっていいと思わない?でもって瞳の色は黄色とか。
「髪と目を痛めるからやめとけ。」
えー、つまんないの。でも髪を痛めたりしたら、多分威王に怒られるな…それにいざ戻ったときに、色々と面倒くさそうだし、このままでもいいか、と思った。
「ホラ、さっさと朝メシ食え。」
そう言って、ウィザードは下の階へ降りていった。まさか、ウィザードが用意したんじゃないわよね…。そう考えると、段々食欲がしぼんできた。とんでもないものがでてきたらどうしてくれようか。
「なに自分に見とれてんだよ。」
いつの間にか扉のところに立っていたウィザードが、小馬鹿にしたようにそう言った。
「なんで勝手にドア開けてんのよっ!」
「だって俺の家だし。」
この変態魔法使いめ………。起きてすぐ着替えて正解だったわ。危うく見られるところだった。
そうだ、ウィザードのこの髪と目をどうにかしてもらえばいいんだ。きっと魔法使いだからそんなことちょちょいとできるでしょ!
「ねぇ、ウィザード。この髪と目の色って変えれない?」
「気になる……のか?」
「まぁ、そんなとこ。」
一瞬、ウィザードが驚いたように目を見開いたけど、すぐに何か思案するように手を口に当てた。何か不味いことでもあるのかな…。
もし髪を染めるんだったら何色がいいだろうか。水色とかどうよ?透明感があっていいと思わない?でもって瞳の色は黄色とか。
「髪と目を痛めるからやめとけ。」
えー、つまんないの。でも髪を痛めたりしたら、多分威王に怒られるな…それにいざ戻ったときに、色々と面倒くさそうだし、このままでもいいか、と思った。
「ホラ、さっさと朝メシ食え。」
そう言って、ウィザードは下の階へ降りていった。まさか、ウィザードが用意したんじゃないわよね…。そう考えると、段々食欲がしぼんできた。とんでもないものがでてきたらどうしてくれようか。