↑逆転↓御斗戯世界
第11章 再び参上!第六王国
【Side: 璃斗】
まず、駅のホームでウィザードとワープして御斗戯世界にきて、よくわからないうちにファーストキス(認めないけどね!)されて、それからかぐや姫的な人に会って……… 。
「もしかしてかぐや姫のこと?」
「ご名答。姫じゃないけどな。」
本名はセリニ・ジリアと言うのね。外国語は専門外だから名前の意味はわからないけれど、どこの言葉なのか。ヨーロッパかな?
「それで、ここにきた訳は?」
「そんなの1つに決まってんだろ。鍵を頂戴しにいくんだよ。」
そうだった。完全に私たちの旅の目的を忘れていた。さっさと鍵を集めて地平線の門わくぐってかえらなきゃいけない。できるだけ、はやく。
でもあの鬼殿下からどうやって鍵をもらうのか。そもそも鍵って貴重なものなのかな?そうだったらホイホイと見知らぬ異世界人と魔法使いに鍵を渡してくれるかしら。
「鍵ってそんな簡単に貰えるものなの?」
「いや、かなり難しい。普通の人間には無理な話だ。」
え。じゃあ私たちにも無理なのでは?と言う前に、ウィザードはニヤリと口角をあげて得意気に言った。
「普通の人間には、な。」
なるほど、確かに私もウィザードも、“普通の人間”ではないわね。
まず、駅のホームでウィザードとワープして御斗戯世界にきて、よくわからないうちにファーストキス(認めないけどね!)されて、それからかぐや姫的な人に会って……… 。
「もしかしてかぐや姫のこと?」
「ご名答。姫じゃないけどな。」
本名はセリニ・ジリアと言うのね。外国語は専門外だから名前の意味はわからないけれど、どこの言葉なのか。ヨーロッパかな?
「それで、ここにきた訳は?」
「そんなの1つに決まってんだろ。鍵を頂戴しにいくんだよ。」
そうだった。完全に私たちの旅の目的を忘れていた。さっさと鍵を集めて地平線の門わくぐってかえらなきゃいけない。できるだけ、はやく。
でもあの鬼殿下からどうやって鍵をもらうのか。そもそも鍵って貴重なものなのかな?そうだったらホイホイと見知らぬ異世界人と魔法使いに鍵を渡してくれるかしら。
「鍵ってそんな簡単に貰えるものなの?」
「いや、かなり難しい。普通の人間には無理な話だ。」
え。じゃあ私たちにも無理なのでは?と言う前に、ウィザードはニヤリと口角をあげて得意気に言った。
「普通の人間には、な。」
なるほど、確かに私もウィザードも、“普通の人間”ではないわね。