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↑逆転↓御斗戯世界

第5章 邂逅!かぐや姫(仮)

【Side: 璃斗】

寝ようとしたんだけど、それは実行されなかった。

「おい、起きろ。」

目をつむって現実逃避に勤しもうとしたさの矢先、いきなり部屋の扉がガラッと開いて、誰かが入ってきた。声からしてアラフォーぐらいの男だとおもうけど、やっぱりしらない。アレ、ドッキリは?

というか、起きろとか言われても目を瞑ってるから分からないんじゃ…と思ったけど、無視して殴られでもしたら厄介だから少しだけ体を動かしたら。

「足の鎖を取る。逃げようとする素振りを少しでもしたら、お前の命はないと思え。」

男はかなり物騒な忠告をして、足を縛り付けていた鎖をほどきにかかった。じゃらじゃらと音をたて、少しずつ足が解放されていく感覚を感じた。

そして、完全に鎖が解けて、窮屈だった足が自由に動かせるようになった。はっきり言って、かなり痛かった。絶対足に痕ついてるわ。

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