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第7章 絶望と希望

【Side:璃斗】

「おいリト!!逃げるなっ!!」

「だが断るッ!!」

ウィザードがお皿を片手に私を追いかけてくる。絶対捕まるもんか!私はまだ死にたくない!!

「一回食ってみろって!!旨いから!」

「そんなもん、どう見たって兵器じゃん!?」

「チッ、文句ばっかりぬかしやがって…。」

そんなもの食事に出されたら誰でも文句言うわ!!



目覚めたら、私はベッドの上に居た。どうやら私のスタミナが電池切れして倒れた後、ウィザードがどこかの部屋まで運んでくれたのだろう。シンプルな部屋だ。

ふかふかのベッドと枕のおかげで、今までの疲れとか吹っ飛んだ、気がする。頭もスッキリした。いやー、快眠快眠!

そして、ちょうどウィザードが部屋に入ってきた。フードが付いたマントを脱いで、服装も軽装に変わっていたのに真っ先に気がつき、続いて真っ赤な瞳を隠すようにサングラスを装着しているのが気になった。

そういえば、き、キスされる前もしてたはず。私が吹っ飛ばしたけど。もちろん、その件に関しては反省も後悔もしていない。

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