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↑逆転↓御斗戯世界

第7章 絶望と希望

【Side: 璃斗】

ここにきて初めて、時代や世界をトリップした主人公の気持ちがわかった。トリップして戸惑う姿や、帰りたいと懇願する様子を見て、今までは「なんでその状況を楽しまないのよ!?」と思っていたけど、全くもって自分の考えが甘かったことを知る。

私だって、早く帰りたい。

まぁ、ちょっとは、というかかなりこの世界には興味あるし、おもしろそうだし、私の中二病を擽るけど、できることなら今すぐにでも帰りたい。だって二ヶ月も私が行方不明になっているとしたら、警察沙汰に………

その時、もっとも危惧すべき事態の可能性を見出だしてしまった。もし、私の考えが─当たってほしくはないけど─当たってしまったとしたら、私はもう…!!

『おーい、璃斗?大丈

「威王!!大事なことだから、ちゃんと答えてね!?いい!?」

『いきなり大声出すなよ…どうかしたのか?』

どうもこうもない!私は、私は…!

「まさか、葬式なんてしてないよね?」

『………』

いやーな沈黙が続く。もしかしてもしかしなくても…

「え゛…なにその沈黙…」






『えっと、な。翁路璃斗は………三日前にアーメンしたぞ。』

アイアムデエッドオオオオオ!!!!

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