秘書のお仕事
第4章 秘書のお仕事
どれくらい時間が経ったのかわからないけれど
空腹も限界に達して、あたしのお腹は低い悲鳴を上げた
『…お腹が減って力が出ない…』
時間を確認すると、4時になっていた
ああ、あたしったらお昼まだだった…
肩を回してフゥッと息を吐き、
あたしは社長室を出た
ちなみに社長は、まだ戻って来ない
エレベーターに乗り込み、2階のボタンを押す
食堂は2階にあるからだ
乗り合わせた人と軽く会釈し、2階に到着すると、あたしはすぐにエレベーターを降り、
食堂へ直行した
なんせお腹がペコペコだったからね
一応メニューは昨日のうちに下調べしておいた
完璧だ
カツ丼食べる
『もう死にそー…』
食堂の入口まで来て、扉に手を掛ける
ガチャガチャガチャ
『…』
鍵閉まってる…
『嘘…』
よく見てみると、
今は営業時間ではなかった
そういう看板が提げてあったのだ
冗談抜きで窮地に立たされたー!!