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孝志「ごめん、美緒」

美緒「…どこ行ってたの」

孝志「ケーキ買いに行ってた」

美緒「ケーキ？」

孝志「これ…あれ？」


小さな箱
その中身は美緒への誕生日ケーキ
だったが
残念ながらケーキは
さっき美緒とぶつかった衝撃で
跡形もなく、ぐしゃぐしゃになってしま
っていた


孝志「ぐしゃぐしゃだね」

美緒「…ごめんなさい…せっかく買って
きてくれたのに…」

孝志「もう食べられないね」

美緒「…勿体ないな」

孝志「そうだね…じゃあ使おうか」

美緒「えっ？」