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壁一枚

第38章 説得と条件



司「やっと来たか」

美緒「先生」

孝志「…」


これ以上は
我慢の限界とばかりに
孝志が美緒と司、二人の間に入り司を引
き離した


孝志「着てろ」

美緒「あっ、はい」


孝志から渡された
男物の大きなコートを羽織り
美緒は孝志の裏に隠れ司の様子を伺った
孝志の登場に
司は少し悔しそうな表情をしていたが
両手を上に上げ降参のポーズを
して見せた


孝志「お前、本気で殴られたいか…」

司「冗談ですよ、冗談」

美緒「…」

孝志「…美緒、行くぞ」

美緒「あっ…はい」

司「…」


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