♡Hなアパート生活♡
第21章 渚の告白
「そ、そんな…!でも…でも…なんで…?」
渚はゆっくりと話し出す。
「……私ね、ホストと付き合ってたの。
友達に誘われて軽い気持ちで行ったら、そこで出会った人を本気で好きになっちゃって。
何回も通って…今まで貯めたお金もなくなっちゃうくらい貢いだ。
親にも嘘ついてお金もらったりもした。
…でもすぐにお金がなくなって…お店に通えなくなったけど…
彼が私の家に転がりこんできて、同棲始めたんだ。
ホストって華やかそうだけど、それは一部の人だけ。
下っ端のホストはお金なんてない。
だから彼の生活費とか全部私が出してたの。
…いつかNo.1になるって言ってた彼を応援したかったから…。
それに……
私のこと、必要としてくれるのうれしかったんだ………」
「……それで、お金が必要だったの?」
コクン、と渚は頷く。
「もうとっくにお金なんてなかった。
でもお金がないって彼に言って、捨てられるのが怖かった…。
いろんなバイトいっぱいしたけど、やっぱりお金が足りなくて…
……もう風俗しかないって思ったの」
渚の体が少し震えているのに気づいた。
風俗で働くと決めるのに、どれだけ悩んだんだろう。渚にとって、どれだけツラい決断だったか…
「……その人とは?今は?」
渚は首を横にふる。
「彼には借金があったの。ある日、頭下げられてお願いされて…彼の借金の肩代わりする誓約書書かされて。
それからすぐ、出て行っちゃった。
多分、他に女がいたんだと思う」
「そんな!!ひどい…!!」
「騙された私がバカだったの。
だから今も風俗辞められずに続けてる。
でもね、あと少しなんだ~!あと少しで借金返し終わる。そしたら……」
ちゃぷん……
それは髪の雫じゃなかった。
うつむく渚の頬に涙が伝る。
「…………私も……私も、結花ちゃんみたいに、風俗なんて知らないで生きていきたかった。
…綺麗な体でいたかったよ………」
私は渚を抱きしめていた。
「…渚は汚くなんかないよ!綺麗だよ…渚は綺麗だよ………」
「…………っ……」
渚は私の体に顔をうずめて泣いた。
私も一緒に泣いた。
涙が止まらなかった……。
渚はゆっくりと話し出す。
「……私ね、ホストと付き合ってたの。
友達に誘われて軽い気持ちで行ったら、そこで出会った人を本気で好きになっちゃって。
何回も通って…今まで貯めたお金もなくなっちゃうくらい貢いだ。
親にも嘘ついてお金もらったりもした。
…でもすぐにお金がなくなって…お店に通えなくなったけど…
彼が私の家に転がりこんできて、同棲始めたんだ。
ホストって華やかそうだけど、それは一部の人だけ。
下っ端のホストはお金なんてない。
だから彼の生活費とか全部私が出してたの。
…いつかNo.1になるって言ってた彼を応援したかったから…。
それに……
私のこと、必要としてくれるのうれしかったんだ………」
「……それで、お金が必要だったの?」
コクン、と渚は頷く。
「もうとっくにお金なんてなかった。
でもお金がないって彼に言って、捨てられるのが怖かった…。
いろんなバイトいっぱいしたけど、やっぱりお金が足りなくて…
……もう風俗しかないって思ったの」
渚の体が少し震えているのに気づいた。
風俗で働くと決めるのに、どれだけ悩んだんだろう。渚にとって、どれだけツラい決断だったか…
「……その人とは?今は?」
渚は首を横にふる。
「彼には借金があったの。ある日、頭下げられてお願いされて…彼の借金の肩代わりする誓約書書かされて。
それからすぐ、出て行っちゃった。
多分、他に女がいたんだと思う」
「そんな!!ひどい…!!」
「騙された私がバカだったの。
だから今も風俗辞められずに続けてる。
でもね、あと少しなんだ~!あと少しで借金返し終わる。そしたら……」
ちゃぷん……
それは髪の雫じゃなかった。
うつむく渚の頬に涙が伝る。
「…………私も……私も、結花ちゃんみたいに、風俗なんて知らないで生きていきたかった。
…綺麗な体でいたかったよ………」
私は渚を抱きしめていた。
「…渚は汚くなんかないよ!綺麗だよ…渚は綺麗だよ………」
「…………っ……」
渚は私の体に顔をうずめて泣いた。
私も一緒に泣いた。
涙が止まらなかった……。