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次の日の帰り道…



久しぶりに一緒に帰るから、付き合い初めみたいにドキドキする。

気付いたらテスト前。
勉強は憂鬱だけど、浩太の部活がしばらく休みになるのが少しうれしい。



「結花、今日一緒に勉強しない？」
「うん、そうしよ！ファミレスでも行く？」

「…うちに来ない？今日夜まで誰もいないから」
「うん…！」






「おじゃましま～す」



久しぶりの浩太の家。
なんかドキドキする。

私たちは浩太の部屋で向き合って座り、勉強をはじめた。

浩太はバリバリ部活もがんばって、いまやレギュラーなのに、勉強もできる。

私はというと………



「はぁ……」
「どうした？」



数学の教科書を開いただけで溜め息がでる。

勉強…苦手なんだよね……



「…隣行っていい？教えてあげるよ」



向かい合って座っていた浩太が隣にくる。



「とりあえずこの問題やってみなよ」
「うん、わかった…」



問題を解こうと、ノートに向かう私の体に浩太が触れた…