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♡Hなアパート生活♡

第4章 知らなかった契約

ふと管理人と目が合うと、何だよとでも言わんばかりに睨まれる。

ひぇ~…………やっぱりこの人無理!かっこいいけど無理!!




「それにしても、このアパートって家賃安いですよね?なんでなんですか?もしかして幽霊がでたりしてー…」



私はわざと明るい声を出して、渚に話しかける。




「…あ~…もしかして、契約書読んでない?」
「…?はい。契約は親がしてくれたので。」
「そっかぁ、じゃあ知らないんだね」



渚はちょっと戸惑った表情を浮かべ、管理人に目をやる。




「陽くん、管理人のお仕事!説明した方がいいんじゃないの?」




………めんどくせえなぁ…

と、言葉に出さなくても思ってるのが伝わる。




「べっ、別にいいですよ!」
「え~だめだよ~。大切なことだもん!」
「親が読んで契約してるならきっと大丈夫だと思うんで!」
「…ん~…そういえば、ご両親もよく了承したよね」




渚がそう言ったとたん、あの突然インドへ旅立っていった両親の顔が頭をよぎる。

………信用ならない………




「…やっぱり契約のこと、説明してもらっていいですか…?」




不安になった私は仕方なく管理人に頭をさげた。

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