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♡Hなアパート生活♡

第26章 図書室

パサッ……





何かが肩にかかる感覚で、私は目を覚ました。








…………陽?







私はバッと体を起こして横を見ると、そこには浩太がいた。

肩には浩太のブレザー。



「…あ、起きちゃった?」
「………浩太…お疲れさま。起こしてよかったのに」
「よく寝てたし、寝顔かわいかったから」



浩太は優しく笑う。

胸がギュウッとなる。






私…なんで陽って……





私は浩太に抱きつく。



「………結花?」



浩太は少し驚きながらも、私を抱きしめ返す。



「ちょっと…甘えたくなっちゃった」



浩太の胸に顔をうずめる。

もう陽のこと、考えたくない。
浩太のことだけ考えていたいのに……



「待ちくたびれたよな。いつも待っててくれてありがとう。
遅くなるから帰ろう?」



浩太は私をなだめるように、頭を撫でてそう言う。

私は首を横にふった。



「……もっと…もっと甘えたいの……」

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