♡Hなアパート生活♡
第1章 新生活のスタート
突然のことで頭は真っ白。
父親の仕事がうまくいってない。なんてのは予想できるから全然問題ない、としても、インド?インド??
呆然とする私をよそに、父親は話を続ける。
「いつも取引してくれていたインドの知り合いの家に居候させてもらおうと思うんだ。状況が落ち着くまでしばらくの間。
でも結花は高校があるだろう。だから結花だけ日本に残った方がいいと思って。」
隣ではお母さんが、うんうんと頷いている。いつも穏やかなお母さん。こんなときでさえ穏やかだ。
「…この家にひとりで…?」
自分の声が震えていることに気付いて驚いた。
今住んでいる家はとても広い。大地主だったおじいちゃんが残してくれたまのだ。
「いや、この家は売ろうと思う。土地も全部。家と土地を売ったお金と、おじいちゃんの遺産で、これからしばらく生活していくから。」
「じゃあそれで借金返したらいいじゃない!」
「ん~、お母さんね、一度海外に住んでみたかったの。だから、今回のことはいいきっかけだと思って。」
お母さんはにっこり微笑んでそう言った。
まったく……まったくもって、理解できない…………
つっこみどころが多すぎるけど、今の自分には反論する気力がなかった。
「結花が住むアパートはお父さんとお母さんが探しておくから。生活費や学費のお金のことも、おじいちゃんの遺産があるから心配しなくていいんだよ。」
「そうよ~結花!一人暮らししたいって言ってたじゃない。高校生で一人暮らしなんて、普通ないわよ~」
現実をまだ受け入れられずにいる私を置き去りに、ふたりは楽しげに話し続ける。
…これからどうなっちゃうの??
父親の仕事がうまくいってない。なんてのは予想できるから全然問題ない、としても、インド?インド??
呆然とする私をよそに、父親は話を続ける。
「いつも取引してくれていたインドの知り合いの家に居候させてもらおうと思うんだ。状況が落ち着くまでしばらくの間。
でも結花は高校があるだろう。だから結花だけ日本に残った方がいいと思って。」
隣ではお母さんが、うんうんと頷いている。いつも穏やかなお母さん。こんなときでさえ穏やかだ。
「…この家にひとりで…?」
自分の声が震えていることに気付いて驚いた。
今住んでいる家はとても広い。大地主だったおじいちゃんが残してくれたまのだ。
「いや、この家は売ろうと思う。土地も全部。家と土地を売ったお金と、おじいちゃんの遺産で、これからしばらく生活していくから。」
「じゃあそれで借金返したらいいじゃない!」
「ん~、お母さんね、一度海外に住んでみたかったの。だから、今回のことはいいきっかけだと思って。」
お母さんはにっこり微笑んでそう言った。
まったく……まったくもって、理解できない…………
つっこみどころが多すぎるけど、今の自分には反論する気力がなかった。
「結花が住むアパートはお父さんとお母さんが探しておくから。生活費や学費のお金のことも、おじいちゃんの遺産があるから心配しなくていいんだよ。」
「そうよ~結花!一人暮らししたいって言ってたじゃない。高校生で一人暮らしなんて、普通ないわよ~」
現実をまだ受け入れられずにいる私を置き去りに、ふたりは楽しげに話し続ける。
…これからどうなっちゃうの??