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♡Hなアパート生活♡

第27章 謎の来客

「……本当にそう思ってるの?」

「は…?」

「行くわけないって…本気でそう思ってるなら、こんなに苦しんでないんじゃない?

陽の心の中に、会いに行きたいって気持ちがあるから…モヤモヤしてるんだよ。

…もし、手遅れになっちゃったら……
絶対に後悔するよ……」





余計な口出しかもしれない

でも…
陽がこんなに悩んでるのはきっと

お母さんに会いたいって気持ちがあるから…





「……会って、何話せばいいんだよ」

「え?!…う~ん…わかんないけど…
お母さんはきっと顔が見れるだけでもうれしいんじゃないかな…」

「自分が捨てた子でも?」

「………」



きっと、何か事情があって陽のこと、置いて行ったんだよ

捨てたわけじゃないって思うけど…

あくまで私の勝手な推測だし…



「…ごめん、わかんない…。
でも、会いに行かなかったら、陽は絶対絶対後悔するよ…!」





しばらく陽は黙り込んでいた。

いろんなこと…考えていたんだと思う。





「…じゃあさ、お前も一緒に来いよ」

「……えぇ?!私も?!」



いやいや、ありえないっしょ!
完っ璧、部外者だし!!



「なんだよ、その反応は。お前が会いに行けっつったんだろ。責任とれよ」

「いやいや…!私行ったらおかしいでしょ!」

「うるせえな。つべこべ言わず、ついて来い。命令だ」




ズ…ズルいやつ……



そんなわけで、陽のお母さんの病院へ、なぜか私も一緒に行くことになったのだった……

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