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♡Hなアパート生活♡

第5章 部室で……

「………はぁ~…」




教室で机にうなだれてため息つく。

いろんなことがありすぎて整理できない。私これからどうなっちゃうんだろう。



「結花!おはよ!どうしたの?」



ぽんっと背中をたたいて顔をのぞくのは親友の里香だった。




「里香……」
「なによ~、元気ないじゃん!ほら、愛しの浩太くんが来てるよ!」




廊下の方に目をやると浩太がいた。
うれしくて思わず駆け寄る。




「浩太」
「なんか疲れた顔してるけど…大丈夫?昨日引っ越しだったもんな。」
「……うん…」


そのことはあまり考えたくない。


「夜、電話なかったから心配して…」
「あっ、ごめん…」
「いや、疲れてたんだよな。仕方ないよ。」


浩太は微笑む。


「今こうして顔が見れたから安心した。」



きゅーーん!!


いますぐ浩太に抱きつきたい気分。
いますぐ甘えたい。浩太に慰めてもらいたい。



キーンコーン…カーンコーン……


無情にもチャイムが鳴る。


「じゃまたあとで。今日一緒に帰るだろ?」


私は自分でも無意識のうちに、浩太の制服をつかんでいた。


「………一緒にいたいの…」


小さい声だったけど、浩太には届いたみたいだ。

浩太は少し顔を赤くする。


「…じゃあ次の時間、サボっちゃおっか」
「うん…」


目を合わせてうなずいた。

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