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♡Hなアパート生活♡

第28章 再会

陽はずんずんと廊下を歩いていく。



「陽…陽…っ!」



向かってるのは出口じゃない…?
とりあえず後を追う。



そして人気のない廊下の突き当たりで、陽は振り返った。

それと同時に私の腕をひく。

そして強く強く抱きしめられた。



「………っ!陽……やめ……」
「やめない」
「……だめ……」



ギュウッ



ますます腕に力が入る。



「………今は、こうさせて」



陽は小さくそうつぶやいて、私の髪に顔をうずめた。



……………だめだよ……



そう思うのに



陽の戸惑い、悲しみ、つらさ、怒り、喜び、動揺……



いろんな感情が溢れて、どうしようもない想いが伝わって



今の陽を突き放すことはできなかった



ただそっと、陽の体に腕をまわして、抱きしめた。

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