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♡Hなアパート生活♡

第33章 *気持ちの伝え方

ちょっと落ち込んだ気分で家へ帰る。



……陽、本当に私のこと、好きなのかなぁ。

陽の家で抱き合ったとき、身体だけじゃなくて心までひとつになったように感じて、本当に幸せだった。

あのときはたしかに、陽の気持ち…感じたのに……

なんか自信なくなっちゃった……





アパートを見上げると、私の部屋に電気がついている。



きっと陽だ。

今日もうちに泊まるかな?



ドアを開けると、やっぱり陽がいて、ソファに寝っ転がってテレビを観ていた。



「おかえり」
「…ただいま」



陽は私服だった。



「…あ、学校行かなかったでしょ」
「起きたらもう15時だったんだよ。お前が俺を置いていくのが悪い」
「……も~…」



あいかわらず俺様だな~



机の上におかずが入ったタッパーが置かれてるのが目に入る。



「これ、どうしたの?」
「ん、暇だったから実家行ってきた。母さんがふたりで食べて、だって」



あれ以来、陽はときどきふら~っと実家へ行く。

お父さんとお母さんも、なんかうまくいってるみたい。

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