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♡Hなアパート生活♡

第11章 助けてくれたのは

陽はじっと私を見つめる…
綺麗な目…



「お前が好きだから」



「…………へ、へっ?」



「なぁんて言うと思った?」



……完璧からかわれてる…



「たまたま通りかかったんだよ。そしたらなぁんか変な音や声が聞こえてさ。

あいつ、前からうざかったから。ただそれだけ」




別にお前を助けようとしたわけじゃない、と言わんばかりのそっけない口調。

それでも…




「…それでも…私は…助かったから…ありがとう……」




素直な気持ちを伝えた。

理由はどうであれ、陽が来てくれて私は助かったから。来てくれなければ……考えるだけでも恐ろしい。




「……あっそ」




陽はまた立ち上がり隣の部屋へ行ったかと思うと、スウェットを持って戻ってきた。




「着替えろよ」
「あ……」
「いつまでそんなかっこでいるつもり?襲ってほしいの?」
「まさか…!」




スウェットを受け取るが、陽が部屋から出て行く様子はない。

むしろ体ごとこっちを向いてる。




「見られてたら着替えられないんですけど…」
「着替えろよ」
「じゃあ出てってよ」
「ここ、俺の部屋だし」




しばらく睨み合う。




「命令だ。着替えろ」




…………なんなのよ~!!

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