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♡Hなアパート生活♡

第12章 3人で過ごす夜

夜遅く…



~♪~♪~♪



結花のケータイが鳴る。



「…………はい」
「っ?!………誰だよ」



電話をかけてきたのは浩太。
そしてその電話にでたのは陽だった。 



「誰だよ」
「あ、結花の彼氏?」
「そうだよ!お前は何なんだよ。なんで結花の電話にでる?結花はどこにいる?」



「……結花なら今寝てるよ。俺の部屋で」

「……はぁ?!お前、結花に何した?!」
「何もしてねえよ。今はまだ、ね」
「ふざけんな!!」




「…あのさぁ、彼氏ならちゃんと結花のこと、守れよ。いつもちゃんと見てろよ」



「なに言ってんだよ…」
「…結花が起きるから切るぞ」
「おいっ、待てよ…おいっ………」





ーープツッ…





………はぁ~っと陽は大きな溜め息をつくと、ケータイを置いた。





「よーうっくん」

「…?!なんだよ、渚。寝たんじゃないのかよ」

「めずらしいね。陽くん、めんどくさいこと嫌いなのに~。いつもの陽くんならこんなことしないよね」



渚はにこにこして、陽を見つめる。



「結花ちゃんは…特別、なのかなぁ?」
「はぁ?んなわけないだろ」
「……自覚なし?」
「意味わかんねえ。寝るぞ!」



陽はふて寝をするように、渚に背を向けてふとんをかぶる。





「………ん~…結花ちゃん、これから大変かもねぇ~」



渚は楽しそうにつぶやいた。

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