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♡Hなアパート生活♡

第14章 罪悪感

「イエ~~~~~イッ!!!!」



 
「…ちょっと、結花…大丈夫?」
「えっ?なんで?全然いつもどおりだよ~♪♪」
「いや…テンション高すぎ…」

「なぁに言ってんの。カラオケなんだから当たり前でしょ!

あ、里香~!次はAKB一緒に歌って踊ろ~♪♪」



私のはしゃぎっぷりに若干戸惑う里香を巻き添えに、私は思いっきり歌って騒いだ。

大声を出しているとモヤモヤした気分が晴れていく。




「あ~楽しかった!里香、付き合ってくれてありがと♪」
「いえいえ」



もう外はすっかり暗くなっていた。

カラオケ店やキャバクラなどが並ぶ繁華街を歩く。夜は少し雰囲気の変わる道だ。




「あれ…?」




少し離れたところに見覚えのある人の姿。

渚だ。

サングラスをしているけど、あのスタイルと服装は間違いなく渚だろう。




「どしたの?知り合い?」
「あ、うん…同じアパートの人なの。あの黒いワンピース着た人」
「え?めっちゃスタイルいいじゃん!モデルみたい~~」




バイトって言ってたよね?
なんでこんなところにいるんだろう…

渚はビルとビルの細い道に入っていったのか、見失ってしまった。




「……ねぇ、結花!」
「へ?」
「また人の話聞いてないんだから~。ごはん何食べる?なんか食べてくでしょ?」
「あ、うん…」




渚のことが気になりつつも、私は里香とその通りをあとにした。

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