
〜ワタシの秘め事日記〜未来のワタシへ
第2章 〜ワタシというオンナ〜
彼と別々の道を歩むことになってから、表面的なワタシに惹かれて寄ってくる男たちがまた増えはじめた。
メンドクサイ
また一段と自分が一番可愛くなっていたワタシがいた。
オトコは面倒なもの。
だが昔と違ってチヤホヤの延長にお楽しみが待ち受けていることも分かっていた。
高価なレストランでの食事。
足がないとつぶやけば、とんでくる輩。
欲しいと口に出せば手に入る数々のモノたち。
夢を叶えたい一心でがむしゃらだった、恋愛やオトコが面倒で不器用だった昔のワタシはそこにはいなかった。
オトコに対する淡白な感情は変わっていない。
そのオトコたちでちょっとしたパラダイスを描く楽しさを知りつつあったのだ。
あんなに遠ざけたかったはずの、オトコという生きもの。
あんなに好きになれなかった自分の身体。
たが、やたらと褒めちぎられ求められ数々の言葉をかけ続けられていると、さすがのワタシもその気になる。
自分の身体はオトコという生きものに癒しを与え、官能的な世界を魅せる魅惑のオアシスなのかと。
そんなあまりに憐れな勘違いともとれる思いを抱きつつあったのは、初めての彼に身体を捧げてから8年、22歳の時だった。
メンドクサイ
また一段と自分が一番可愛くなっていたワタシがいた。
オトコは面倒なもの。
だが昔と違ってチヤホヤの延長にお楽しみが待ち受けていることも分かっていた。
高価なレストランでの食事。
足がないとつぶやけば、とんでくる輩。
欲しいと口に出せば手に入る数々のモノたち。
夢を叶えたい一心でがむしゃらだった、恋愛やオトコが面倒で不器用だった昔のワタシはそこにはいなかった。
オトコに対する淡白な感情は変わっていない。
そのオトコたちでちょっとしたパラダイスを描く楽しさを知りつつあったのだ。
あんなに遠ざけたかったはずの、オトコという生きもの。
あんなに好きになれなかった自分の身体。
たが、やたらと褒めちぎられ求められ数々の言葉をかけ続けられていると、さすがのワタシもその気になる。
自分の身体はオトコという生きものに癒しを与え、官能的な世界を魅せる魅惑のオアシスなのかと。
そんなあまりに憐れな勘違いともとれる思いを抱きつつあったのは、初めての彼に身体を捧げてから8年、22歳の時だった。
