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〜ワタシの秘め事日記〜未来のワタシへ

第12章 〜ココロの痛みをくれた男「ヒロ」〜

彼はいつものように、帰る素振りもない。
なので一声かけてみた。

「ヒロさん、お時間大丈夫です?」

彼から返答がない。
少し顔を覗きこんでみた。

「帰りたくないんだ。優さん、君をもっと知りたい。」

正直、見た目もやり取りもタイプでなく、しっくりときていないワタシは戸惑った。
「オンナ」のワタシがいつもいるわけではない。
やはり、それなりにココロが動かないと身体も反応しない。

が、このヒロもなかなかの太い客だった。
この日も三日連続でワタシに会いにきていた。
少し考えていたワタシだが、彼に一言返す。

「優で、、ワタシでいいんですか?」

そう。
自分でオンナのスイッチを入れたのだ。

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