
〜ワタシの秘め事日記〜未来のワタシへ
第12章 〜ココロの痛みをくれた男「ヒロ」〜
あの日以来二度、身体を重ねた。
だれよりもワタシを扱うのに慎重だったヒロ。
実際奥手でクールな彼は笑顔が少ない。
しかし、真面目で純粋なのは出逢ってすぐのころからよく分かっていた。
彼はワタシに相当、入れ込んでいた。
初めて肌を合わせた時から、格段に会いにくる回数も増えていた。
この時点で気づいたこと。
ワタシは求めてくる者には惹かれないということ。
確かに彼は優しい。
見た目も悪くなく、長身で真面目なオトコだ。
身体を差し出すのには問題はない。
ただ気持ちまで、ココロまで持っていかれることはなかった。
このときのワタシはすでに、オンナとしての快楽を得れる者なら誰でもお構いなしになっていた。
遠い記憶の中で、
ワタシが嫌っていたオンナとしての在り方そのものだった。
だれよりもワタシを扱うのに慎重だったヒロ。
実際奥手でクールな彼は笑顔が少ない。
しかし、真面目で純粋なのは出逢ってすぐのころからよく分かっていた。
彼はワタシに相当、入れ込んでいた。
初めて肌を合わせた時から、格段に会いにくる回数も増えていた。
この時点で気づいたこと。
ワタシは求めてくる者には惹かれないということ。
確かに彼は優しい。
見た目も悪くなく、長身で真面目なオトコだ。
身体を差し出すのには問題はない。
ただ気持ちまで、ココロまで持っていかれることはなかった。
このときのワタシはすでに、オンナとしての快楽を得れる者なら誰でもお構いなしになっていた。
遠い記憶の中で、
ワタシが嫌っていたオンナとしての在り方そのものだった。
