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〜ワタシの秘め事日記〜未来のワタシへ

第12章 〜ココロの痛みをくれた男「ヒロ」〜

もちろんそこには、金が隣り合わせだった。
金の切れ目が縁の切れ目。
この気持ちも、ワタシの中で変わらず潜んでいた。

三度めの約束の日、いつもの待ち合わせ場所にワタシは向かった。
この日は一つ、気がかりなことがあった。
いつも待ち合わせの前日には彼からメールがきていた。
それがこの日はまだ一度も届いていなかった。

ソワソワしつつも、待ち合わせの5分ほど前に到着した。
それから、、、30分。
彼の姿はどこにもない。
連絡をするも、音沙汰なし。
奥さんにバレたのだろうか。はたまた事故か、、、。

いろんな思いが交差する中、ココロがだんだんと締め付けられるような感覚がした。
なぜだろう。
ワタシはその場をあとにした。
家に到着したのは、それから1時間後だった。
彼からの連絡はないままだった。

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