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白い雪のような

第1章 待ち遠しい再会

クドクドクドクドクドクド…


長い…


朗に連れられて部屋に入った時から
延々と祖父の説教は続いた。

夕食が始まるまで。

「なんでこうなるってわかってて
毎度同じ事するかなー」

「朗くん、わかりきったこと
きかないでくれるかな?」

やっと開放された時には
足が痺れて立てなかった。

それにも祖父はクドクド
言いたそうだったが、
さすがにそれは祖母が止めてくれた。

久しぶりに会う孫達との食事を楽しみにしている祖母に勝てる人などいない。

「いっぱい作ってあるからたくさん食べなさいね」

「「はーい」」

洸太も朗も祖母が作ってくれる
料理が大好きで、
家にいる時よりもむしろよく食べた。


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