白い雪のような
第4章 雪解け道
その日、洸太は朝食の後
惺の部屋には行かなかった。
白を通りこして青白い顔を
しているのを見ると、
いくら大丈夫だと言われても
心配せずにはいられなかった。
が、行けば歯止めが効かなくなる。
だから心配だけど、
部屋に行くことはしなかった。
それに昼前には両親が来ると、
朝食の時に言われていた。
毎日勉強の時間が
あったとはいえ、
母親が進行状況を
チェックしない訳がない。
穴がないかの確認をしなくては、
祖父とは別の
庭掃除の罰が待っている。
朝食が終わった後、
朗に付き合ってもらおうと
声をかけたが、
「イヤだ、自分一人でやんなよ」
と、言われ、
「んだよ!何怒ってんだよ!?」
「わかるまで洸太とは口きかないから」
マジギレしてる朗を見るのは初めてだった。
「は…?マジ訳わかんねーし…」
とりあえずやる事をやってしまわなければ!
洸太は目先の問題の解決を優先した。
惺の部屋には行かなかった。
白を通りこして青白い顔を
しているのを見ると、
いくら大丈夫だと言われても
心配せずにはいられなかった。
が、行けば歯止めが効かなくなる。
だから心配だけど、
部屋に行くことはしなかった。
それに昼前には両親が来ると、
朝食の時に言われていた。
毎日勉強の時間が
あったとはいえ、
母親が進行状況を
チェックしない訳がない。
穴がないかの確認をしなくては、
祖父とは別の
庭掃除の罰が待っている。
朝食が終わった後、
朗に付き合ってもらおうと
声をかけたが、
「イヤだ、自分一人でやんなよ」
と、言われ、
「んだよ!何怒ってんだよ!?」
「わかるまで洸太とは口きかないから」
マジギレしてる朗を見るのは初めてだった。
「は…?マジ訳わかんねーし…」
とりあえずやる事をやってしまわなければ!
洸太は目先の問題の解決を優先した。