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向かいのお兄さん

第17章 だから…





綾子の髪は


いい匂いがした





「直也…離して…」




「…やだ」




「直…也っ…」






無理矢理



唇を奪った









思っていた以上に柔らかい唇に

夢中になって




息も出来ずに涙を浮かべるその顔に

理性を崩されて





俺は綾子を押し倒して




綾子は嫌がって




俺は抑えきれなくて





もう本能の赴くままに

綾子を自分のものにした










"留学することにしたの"




そんなことしたら…ずっと会えなくなる





"2、3年かな"





そんなに会えないでいたら


俺は苦しむ








        綾子…



一緒にいてくれよ




       狂って…



離れないで


お願い







なあ








好きだから…












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