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刑事とJK

第25章 副担任




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「よ、久しぶり」




斉藤は刑事課室に入って来た


「先輩~、3日ぶりですね~」




シゲは嬉しそうに近づいてきた





「藤野は?」


「藤野さんなら、資料室ですよ?」


「そうか」




斉藤はシゲから目を離すと
資料室へ向かった




「藤野」


藤野は棚から資料を取ろうとする手を止め
こっちを振り向いた




「お、斉藤先生じゃないかー、どうだ学校は?」


「めんどくせぇったらありゃしねぇよ」



そう言って写真が入った封筒と
透明の袋に入ったマグカップを藤野に渡した




「何だ?」



「これ、指紋採っといてくれ」



「犯人のめぼしはついたってことか」



「まあな。マグカップのと同じ指紋が写真から出たら、知らせてくれ」



「あいよ。
斉藤、眼鏡似合ってんぞ」



「そりゃどーも」



斉藤は刑事課から出た




―――――――――――




その次の日の夕方


斉藤の携帯に電話がかかった



藤野だった




「はい、こちら斉藤…」




《お、出たぞー鑑定結果ぁ》



「おぅ、助かった。で?」



《あったよ、一致したやつが。
マグカップの指紋が、写真にはベタベタついてた》



「よし、んじゃあオレも
明日には刑事復帰してやるよ」




《教師が板についてるなら、
帰ってこなくていいぞー》



斉藤は苦笑した



「まっぴらごめんだ、こんな仕事」



斉藤は電話を切った






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