刑事とJK
第40章 バイト
しばらくして、ようやくゆうひはメジャーを回してきた
『///
…えっと、97からの…』
ゆうひの顔は真っ赤だった
つい、斉藤はゆうひの頬に触れてしまった
『ひゃっ///』
「あ、わりぃ…
ってか、そんな驚かなくても…」
『あ…ごめん…///』
ゆうひはフイッと後ろを向いて、記録を書いた
しかし、斉藤はつらかった
今みたいなことを、ゆうひが他の男にしていると思うと…
悔しくて仕方なかった
「…ゆうひ」
『はい?』
斉藤は、ゆうひを挟んで壁に手をついた
『な、何…?///』
「…他の男にも…したのか?
手ぇ握ったり、…抱き着いたり…」
ゆうひはそんな斉藤の顔を見て、
照れ臭そうに言った
『…ううん、斉藤だけ…///』
「え…///」
『血圧と身長と体重は確かに測ったけど、
手は握ってないし…、体型測ったのは斉藤だけ///』
言い終えると、
ゆうひは軽く斉藤にキスをした
『患者様は、とっても健康でした、はなまる』
「…ずりぃな…///」
―――――――――
「んで、何でバイトなんかやってんだ?」
『ピザ配達はやめちゃったし…
バイト先探してたら、津森さんが声かけてくれたの』
「へーえ…」
『今日だけのバイトだけどね…結構稼いだよ』
ゆうひはガッツポーズを取った
「そりゃよかったな」
斉藤はとりあえず安心した