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刑事とJK

第65章 トムおじさんの正体







「それに、舞は軽い女でさー。
どんな男にも、すぐしっぽ振っていくんだ」



『…』




「結婚してやったんだから、
その癖は直して欲しいもんだよ」




…何とも言えない




舞さんが軽い人だってわかってるなら、
なんでちゃんと避妊しとかなかったの…?


そこは三宅さんの詰めが甘い



でも、結婚したのに


舞さんが未だに男癖悪いのは、
三宅さんがかわいそうだ





『…そうなんですか…』




「そうなんです。
だから、ゆうひちゃんみたいな
一途な女の子に惹かれるよ」





『そ、んな…』





三宅はゆうひの腕を掴んだ







「俺と仲良く喋ってくれたのは、
旦那さんの気を引くためだろ?」



『え…』




「図星だよね。
あー、なんか悔しい…
俺を良いように利用してくれたんだ」



三宅は強引にゆうひを引っ張り、
その場に押し倒した




『な、何し…!!?』



三宅はゆうひの上に被さるようにした




「結局、旦那さんはゆうひちゃんに見向きもしなかった
俺たち、一緒だね」






ゆうひは三宅の体を押し返そうとするが、動かない






『い、一緒にしないで…!!
斉藤はそんな人じゃない…!!』




「旦那さんが軽い奴じゃなくても、ほら
こうしてる間に、舞が食べちゃってるかもよ?」





『そんなこと…ない…』





「あるよ」






三宅の手はゆうひの胸へ伸びた






『…!!!
いや、やめて!!!』




「似た者同士、仲良くしようよ」




『だから、
一緒にしないで…!!!』















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