テキストサイズ

刑事とJK

第65章 トムおじさんの正体







「やめてって言えるのも今だけ。
後で"もっと"って言うようになるから」




『ふざけないで!!
あんただって軽い男じゃんか!!』





「当たり前じゃん、
だから舞ともヤったんだよ」







…こいつ、頭おかしい





三宅の手は器用に胸を揉んでいく





『や、めてよ…!!
最低、クズ!!』




「その口生意気。
塞いであげる」




三宅はベロッと舌なめずりをした




『っ…!!』





だめ…!!





その時、ポーンと三宅の体が浮いた



「え?」




三宅はそのまま地面に落とされる




「いってぇ…!!
誰だこら!!」



と、三宅は自分を投げた人間に向かって叫んだ



するとそのすぐ後に、
三宅は顔面を殴られた







――――斉藤…!!??






「な…にしやがんだぁ!!!」





三宅は反撃にかかるが、
相手にはかすりもしない




暗闇の中、三宅は殴られ続けた






この情け容赦ない感じ、斉藤だ…!!






『斉藤…!!
そんなに酷いことしちゃだめ!!』





ゆうひは斉藤を止めにかかった







…あれ?






「ぐ…くそぉ…」



三宅はボロボロになって、
そのおぼつかない足取りのまま
逃げて行った











『さ…斉藤…?』





「じゃ、ないよ」





!!!!






やっと慣れてきた暗がりから
うっすら見えた顔…


ゆうひが斉藤だと思って止めた人物は
トムだった










ストーリーメニュー

TOPTOPへ