願わくば、いつまでもこのままで
第7章 キスしたい
プールで遊んだあの日を終え
その後の夏休み
俺は課題をちまちまこなしながら
家でダラダラとしていた。
不規則な生活を繰り返し、適当に。
やることもなく暇、
というのも理由の1つだが
どうしてもあの日のことが
頭にこびりついたままでいる。
その事を考えているのが最もな理由だ。
初めてみた、いつもと違う「女」の園田
盗み見聴きをしていた比奈ちゃん
告白のときとプールのときの2人の姿が頭を回って、グルグルグルグル……
なんだかおかしくなりそうだ
「……相当きてるな、俺」
このままじゃ身がもたない、と俺は立ち上がると、そろそろ片付けなきゃならない課題を持って家を出た。
気分転換に課題って、
俺はなんてつまんない休みを過ごしてんだか…