All Arounder
第16章 Honest Feelings
ザアァアー
と温水を頭から浴び、そのまま動きが止まる
「…」
…やっぱり今日は帰りてーな
…いや、帰らねー
ここで帰ったら
俺じゃねーよ
キュッとシャワーを止め、適当にタオルで拭き、バスローブを着ると部屋へ戻った
美由紀はちょうど髪を乾かし終えたところで、井上が出てきたのに気づくとこっちへ歩いてきた
「んふっ、退斗///」
井上の首に美由紀の腕が回ると、美由紀は唇を近づけてきた
「あーはいはい」
井上は美由紀の肩を掴むと、キスされる前にベッドに押し倒した
「やんっ、キスしてよ///」
「じゃーしてやんねー」
「もう、いじわる///」
意地悪とかそんなんじゃねーから、マジで気分じゃねーの
かと言って、何もしないわけにはいかない
とりあえず鎖骨あたりを指で撫で回した
「ん…くすぐったい///」
「こっちはもっとくすぐったい?」
そのまま下へ移動し、バスローブを開けながら膨らみに手をかけた
「ん…あ…///」
ゆっくり優しく撫でていく
その都度微かに漏れる声
姫ちゃんだったら、どんな声で鳴くんかなー…?