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「だるまじゃねぇか…」




大志はまた深いため息をつきながら、堂々と社長椅子に座るだるまに話しかけた





「ごめんなさいね、ここではあたし、Ｌ.ダマと呼ばれているの」



並べ替えたらダルマじゃねぇか…




「ところであなたたちが来たってことは…クス
あたしの下で働きたくなったのね？」




だるまの…Ｌ.ダマの下になっている社長椅子は、苦しそうにギシギシと音を立てる





「おいだるま、ここで何でも屋なんてすんじゃねー…」


「あたしはＬ.ダマよ!!」





だるまがそう叫び、何やらボタンを押したかと思うと、突然井上は足元をさらわれた



「は!!?」




何が起こったのか把握出来ないまま、井上は天井に逆さ吊りにされる




こ、この部屋どうなってんだ…!?





「ちょっ…何だよコレ!!?
さっさと離しやがれ!!」




しかしロープは、井上の足首をがっちり掴んでいる





「ま…待ってろ井上、今下ろしてや…」


「させないわ!!!」




井上を助け出そうとした大志だが、同じように部屋のトラップに引っ掛かる




「ぎゃああああ!!!」







『あぁあぁ～大志ぃ退斗ぉ…』



姫は二人の下でオロオロと動き回っている