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「井上、大概にしとけ」



「えーいいじゃんよー」



「有利香は見せる気なさそうだろ？」



大志に言われてもう一度有利香の顔を見るが、ニコニコとしているだけだ


その表情の変わらない様子に、たしかに見せる気にはなってくれそうにない





「だって、見てーんだもんよー」



『そういえば、形が退斗のガーランドに似てるね』





!!?





姫のその一言で、大志も井上もハッとした


言われてみると、そのシルエットから井上のガーランド…井上が持ち歩いているライフル銃に似てなくもない





「…」



…考え過ぎだよな

こんなその辺にいそうなギャルが銃を持ち歩いてるだなんて…



でも…




「オレも、見てみたくなった」



大志は言った




「え～大志さんまで～？
やだな～有利香困っちゃう」



「見せられねぇ物なのか？」




「…」




真顔で尋ねると、有利香は急に黙りこくった