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「やっぱり君は…淳司（ｼﾞｭﾝｼﾞ）の娘か…」



マスターの手はゆっくりと降ろされる



「マスター…どういうことだよ、こいつが言ったこと、マジなのか…？」


大志はマスターの背中に語りかけた




「…」



無言は、肯定だった



そして

かける言葉が見つからない



「どーお？びっくりした？」


有利香は、ソードブレイカーを握るマスターに臆する様子もなく、その俯く顔を覗き込んだ


「今どんな気持ち？」




「…」





「教えてよ赤井久郎っ
いいよ？どんな風に調理されたいか指名しても♪」




「…」







「だんまりは、キライだなぁ〜」



有利香は刀を下からマスターに向かって振り上げた



キィン!!!



しかし、それは瞬時にソードブレイカーに受け止められる




カチカチと刃同士の当たる音が鳴った






「…」




「な、なにさ、その目はぁ」










「…かわいそうに」



「見下してんじゃねぇええええええ!!!!!!!」



有利香の刀がソードブレイカーから離れると

一気にマスターの顔目掛け突っ込んでくる




しかしそれも、受け止められた




「かわいそうって何!?
同情されちゃったの有利香!!?」



何度も何度も叩きつける





何度も、受け止められる






「ムカつくムカつく!!!
斬れろって!!
シネって!!!
同情するくらいならーーーーー」







大きく振りかぶる








「何でパパ殺したのーーーーー!!!??」