一万回目のプロポーズ
第4章 あの時みたいに…
『ちょ…これ…///』
「うわー懐かし過ぎ…」
出てきた写真は、保育園の頃の…
しかも、あたしと俊司のツーショットの…
しかも、よりによってチューしとりますがな…
「5才児大胆~(笑)」
『…かなり恥ずかしい…///』
「…明奈…?」
『何さ…』
写真から目を離し、顔を上げると
すぐ目の前に俊司の顔があった
『…ぇ…///』
何で
こんなに目が合ってるわけ…?
え
無理だよ
離れないよ…///
「…///」
気づかないうちに、唇の距離はどんどん詰まっていく
おいおいおい
これはまさかのキスシーン到来かぁあー!!?///
8年の時を超えて、また…
『だめ…///』
あたしは
顔を背けた
「え…///」
『あんたねー、千尋っていう可愛い彼女いんだから…しっかりした行動とりなっせ』
あたし、馬鹿だな
せっかくのチャンス、逃したみたい
「あ…いや…ごめ…///」
俊司も顔を外へ向けた