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一万回目のプロポーズ

第9章 二人でまた




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1時間の待ち時間を経て、あたしたちは絶叫系に乗った




そしてそのアトラクションを後にする






『…』





今のが





最後の乗り物だったんだ…









集合時間まで、あと40分




たったこれだけの時間を、どうやって使えばいいんだろう







「そういやぁさ…」




『うん』





俊司は手すりに肘を置き、パークの景色を眺めた






「ここって、スゲー綺麗だよなっ」





言われてあたしも、辺りを見た


ずっと俊司のことで頭がいっぱいだったけれど

よく見たらその通り


ここはなんて綺麗なんだろ…





夢の中に来たみたい、という表現は
オーバーなことではない






『…夢みたい///』






俊司と一緒に



いられることが…












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