ねぇ…
第3章 子猫
朝食を取り終えた私は、車で学校へ向かう事にした
『はぁ…今日は、少し時間が押してるわ……急いで学校に向かってちょうだい』
私は、運転手にそう命令した
「かしこまりました、お嬢様」
車からふと屋敷の方を見ると…
「お嬢様~早く帰ってきてね~」
と手を振る21歳と思えない顔と性格の私の執事。
『はぁ~…三井早く車をだしなさい』
「かしこまりました、お嬢様」
あいつも三井のように…クールで大人っぽくなればいいのに…
そう思いながら窓の外を見るとまだ楽しそうに手を振っていた。
ふふっ…あいつに大人っぽいは、無理だよね