籠の中のお姫様
第1章 知らない人たち
部屋を出て、はじめ寝ていた部屋に向かった
ノックをし、ゆっくりとドアをあける
「ここかな…?」
「…あれ、クレハちゃんどうしたの?」
「荷物を…」
「ああ!!預かったままだったね」
そう言って、ルナにもらった荷物を返してもらった
「あと、これも」
「!!ネックレスっ…」
「大事なものでしょ?」
「はい」
よかった。これをなくしたら、大変だから…
「ナイフもいる?」
「あ…」
やっぱり、ナイフをいつも身に着けているのは危ないのかな…
「それは、預かっておいてください」
「あれ、いいの?」
「はい。必要になった時に返してもらいます」
「わかった。じゃあこれは預かっておくね」
「はい」
もう、ナイフなんていらない。
ここには、私を姫だと思っている人なんていない
私はもう、命を守る必要なんてないんだ
私は、家出した、普通の女の子として、ここで生活していくんだ
「じゃ、おやすみ」
「おやすみなさい」
―――――――――――――――――――――
「このナイフの紋章…もしかして…」
私は、深刻な顔でナイフを握りしめるアキラさんがいたことを知らず、
静かに眠った。
ノックをし、ゆっくりとドアをあける
「ここかな…?」
「…あれ、クレハちゃんどうしたの?」
「荷物を…」
「ああ!!預かったままだったね」
そう言って、ルナにもらった荷物を返してもらった
「あと、これも」
「!!ネックレスっ…」
「大事なものでしょ?」
「はい」
よかった。これをなくしたら、大変だから…
「ナイフもいる?」
「あ…」
やっぱり、ナイフをいつも身に着けているのは危ないのかな…
「それは、預かっておいてください」
「あれ、いいの?」
「はい。必要になった時に返してもらいます」
「わかった。じゃあこれは預かっておくね」
「はい」
もう、ナイフなんていらない。
ここには、私を姫だと思っている人なんていない
私はもう、命を守る必要なんてないんだ
私は、家出した、普通の女の子として、ここで生活していくんだ
「じゃ、おやすみ」
「おやすみなさい」
―――――――――――――――――――――
「このナイフの紋章…もしかして…」
私は、深刻な顔でナイフを握りしめるアキラさんがいたことを知らず、
静かに眠った。