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籠の中のお姫様

第1章 知らない人たち

「クレハちゃん、ホントごめんね。」


「私は全然平気です。でも、私ここにいていいんでしょうか?」


「いいよ。一つ余ってる部屋があるから、そこを使って」


「ありがとうございます」


レオって人はなんだか怖いけど、アキラさんはすごく優しい。


案内された部屋に入ると、城に住んでた時より小さかった。

でも、家具がたくさん置いてあって、必要なものもそろっていて、

一人で使うにはちょうどいいくらいの大きさだった。

「大きな鏡…」

こっちにはタンス…。

ベットもふわふわ…。


ホントにこんなところを借りていいのかな

ぁ…そういえば、私の荷物返してもらはないと…

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