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籠の中のお姫様

第2章 居候

「おはようございます」


「おはよう。早いね、まだ5時だよ?」



「あ・・・昨日たくさん寝たので、早く起きてしまって。
アキラさんも早いですね」



「僕は目が覚めちゃったから、もう一眠りしてくるよ」



「はい、おやすみなさい」


「おやすみ」



・・・5時って早いんだ


いつも5時起きだから、すっかり慣れちゃってた…


いつもどうりにしてたら怪しまれるかな?


私何も知らないし…


アキラさんと何を話せばいいかわからないし



・・そういえば

アキラさん、知らない人を家に泊めてるのに全然嫌そうにしない


ご飯だって、寝どこだって与えてくれて


…いつまで泊めてくれるだろう


もしこのまま見つからなければ、ずっとこの家にいていいのかな?



それはさすがにないか…






考えてたって何も浮かばない



・・・




「走ってこよう」






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