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籠の中のお姫様

第2章 居候

家に帰ると、アキラさんがリビングで待っていた。


アンジュちゃんがさっきの話をして、また泣き出してしまったりして、


ちょっと大変だった。


アンジュちゃんが疲れて眠ってしまうと、

「クレハちゃん、本当にありがとう」


「私、何もしてません。レオが守ってくれて…。」


「そっか、でも、怪我がなくてよかった。しかも、ちょっと仲良くなってるみたいだし」

「え?」

「なんでもないよ」

とっても優しい顔で呟くアキラさんの顔は、

本当に私のことを心配しているようで嬉しかった。


「さ、ご飯食べようか。」


その日は、たくさんいろんな話をした。

私はそんなに話さなかったけど、みんなの会話を聞いているのは楽しかった。


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