2人乗り
第4章 ふれることから
俺の自転車が
スピードにのり
スムーズに走り出したころ
ん?
え~~~っ!!
アキラの左手が
俺の体に巻き付いた・・・・
マジかよ~!
緊張するぅ~・・・・
アキラ、今まで
そんなこと
したこと無いじゃないかっ
な、な、何か
リアクション・・・
とった方がいいのか?
自然に流した方がいいのか?
俺はドキドキが始まって、
頭が混乱してきた。
か、か、カラダは
密着してないけど、
腕はしっかり、
俺のカラダに触れていた。
アキラは何も言わない…
ちょっと
居た堪れなくなった俺は、
アキラの左手を軽く握って
「アキラ~、
どーせなら
両手でぎゅうって、
やってくれよ~」
と、明るく言ってみた。
すると・・・・
速攻後ろから頭を
一発たたかれた(笑)
その後
アキラの手が
両手になることは
無かったけど、
俺は
ドキドキやソワソワが
止まらなかったけど、
2人で笑いながら駅まで
自転車で風をきった