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Sweet room

第3章 彼女が彼を買った夜

「『男を買う』のも悪くないんだよ。頭の先から足の先まで、とろけさせてあげる…。」


彼はそう言いながら、彼女をそっとベッドに座らせると、髪にキスをした。


「…そうね。せっかくここまで来たんだし。」


彼女がそう言って笑うと、彼もにっこり笑い返し、髪から少しずつ下へと唇を動かしていった。


彼女は真面目なキャリアウーマンを絵に描いたような容姿で、きちんとしたスーツを着こなしている。

彼はそのスーツの上からそっと彼女を抱きしめると、足の先の方へ唇を動かした。


「やっ、ダメよ、そんなところ…。」

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