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Sweet room

第3章 彼女が彼を買った夜

何度も果てて疲れきった彼女の息が整うのを、彼は彼女を抱きしめながら待った。


「すごい…。こんなに感じたの、初めて。」


彼女は落ち着いてくると彼の顔を見ながら言った。


「まだまだだよ。もっと感じさせてあげるよ。」


「…もうダメ。ちょっと休ませて。」


彼が言うと、彼女はびっくりして首を振った。
彼はそんな彼女を見て、笑顔を作ると髪を撫でた。


「あのね、最初はこういうのってダメな気がしていたんだけど。
でも、一人でいて、男の人以上に男勝りにバリバリに働いて、なんか疲れちゃって。
…いざやってみると、なんか元気出るね。自分も女だったなって。」

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