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続:眠れぬ王子と猫な僕

第2章 俺は子守り中

愁side

(冷が学校を飛び出したころ…)






「んー♪

風が気持ちいいな〜。」




僕は海沿いにある別荘で、自然豊かな風景を満喫していた。




「おい。ほんとにこんなことしてよかったのか?」




「末絃って、そんな顔してるくせに真面目だよねぇ。

ギャップ狙い?(笑」




一人旅なんてやっぱり寂しくて、幼馴染みなのかはわからないけど、架神末絃を連れてきた。




「馬鹿にするなよ。つか、冷って人。絶対探してると思うぜ。」




「だーかーら。それが目的なの♪」




僕の恋人である冷は、僕の学校の生徒会長。




だから僕は副会長になってイチャイチャ♪ラブラブ♪したかったのに、
最近はちっとも相手にしてくれない。




「妖巳と瑛兎はあんなに仲良しなのにぃ…。」




「なんかいったか?」




「べーつに♪末絃は恋人いたっけ?」




「そ、そりゃ。まあな。//」




「何赤くなってんの?バーカ。
どんな子なの?」




「“なっか”だよ。知ってるだろ。」




「えー!?
夏伽(ナツカ)くんっ?」




夏伽くんって、かなり鈍くてどじッ子だったよねぇ♪



確か…末絃のご近所さんで、中流階級だったかな。




「意外だなぁ♪まぁ、アリだね。可愛かった気がするし〜♪」




「だろ?」




そんな話は置いといて。




冷から電話来ないかなぁ♪



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